米消費者物価指数の推移

 【ワシントン共同】米労働省が13日発表した4月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で2・3%上昇した。伸び率は3カ月連続で縮小し、2・4%程度の上昇を見込んだ市場予想を下回った。変動が激しいエネルギーと食品を除いたコア指数は2・8%上昇した。

 トランプ米政権の高関税政策による物価への影響が注目されている。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、物価や雇用の動向を慎重に見極め、政策金利を引き下げるかどうかなどの金融政策を判断する構えだ。