春季東海高校野球大会(24日開幕・雨天順延、三重県・ダイムスタジアム伊勢、津球場)の組み合わせ抽選会が13日、名古屋市内で行われ、岐阜県代表の初戦は岐阜城北(県1位)が東邦(愛知2位・伊勢第2試合)、中京(県2位)が津田学園(三重1位・津第1試合)に決まった。
今大会は突出したチームはないが、県勢両校が初戦で対戦する津田学園の150キロ近いプロ注目左腕桑山晄太朗、愛知県大会3連続完封の東邦・147キロ右腕久田泰心はじめ好投手がひしめくだけに、攻撃力が課題の岐阜県勢2校にとって夏への大きな試金石となる。

第1試合は午前10時、第2試合は午後12時30分開始予定。今年から1回戦敗退チームによる5位決定戦を行う。準決勝、5位決定戦は25日、決勝は27日の予定。
◆自信増し続ける岐阜城北 復活・東邦エースは147キロ右腕久田
岐阜城北は何と言ってもエースの亀山優斗が春の県大会で大きく成長。直球の球威、変化球の切れがともに増したが、中でもスライダー、カットボール、緩いカーブ、左打者へのチェンジアップと多彩な変化球をうまく使う投球術がアップ。準決勝の大垣商戦、決勝の中京戦とも完投し、粘り強く投げ抜いた。

秋田和哉監督も「クレバーな投手」と表現し、「県大会以降さらに球速を増している」と評価する。春でステージアップした投球が東海の舞台でどこまで通用するかが大きな注目だ。
一方、打線は昨夏の上位で甲子園を経験した主将の1番長江航佑、主軸太田陽民が軸。ナインは春の県を制覇したことで自信を深めており、ゴールデンウイーク恒例の関東遠征でも...