皇居内の水田で田植えをされる天皇陛下=14日午前(宮内庁提供)

 天皇陛下は14日、皇居内の生物学研究所近くにある水田で田植えをされた。農業奨励のための恒例行事で、宮内庁によると、9月に稲刈りをする予定という。

 青色のシャツに長靴姿の陛下は、水田に入って腰を落とし、苗を1株ずつ手際よく植えていった。うるち米のニホンマサリと、もち米のマンゲツモチで4月に陛下が種もみをまいて育てた。

 皇居での稲作は昭和天皇が始め、上皇さまから陛下に引き継がれた。収穫したコメは皇室の神事などに使われる。