山形大は14日までに、教員のパソコンから、農学部の学生ら計2306人分の名簿が流出した疑いがあると発表した。遠隔操作され、保存していたデータを抜き取られた可能性があるという。不正利用など二次被害は確認されていない。
大学によると4月、教員のパソコンに「ウイルスに感染している」と表示され、遠隔操作ソフトをインストールさせられた。ウイルス対策と見せかけ、金銭などをだまし取る「サポート詐欺」の手口とみられ、警察に相談している。
名簿には、2017〜25年度の農学部や大学院農学研究科、山形大に配属された岩手大大学院連合農学研究科の学生の氏名や学生番号が記載されていた。