東北電力は14日、女川原発(宮城県女川町、石巻市)2号機で、原発から排出するガスを冷却して乾燥させる設備1台が故障したと発表した。予備機に自動で切り替わり、原発運転に影響はない。構内の放射線監視装置(モニタリングポスト)の数値に異常はないとしている。

 東北電によると故障したのは、タービンを回転させた蒸気を水に戻す際に生じたガスから水分を取り除く設備。配管が摩耗して穴が開き、冷媒のフロンガス約8キロが漏れた。12日午後に警報が作動し、調べていた。

 設備は3台あり、1台が予備機。