電子部品大手7社の25年3月期連結決算

 電子部品大手7社の2025年3月期連結決算が14日、出そろった。人工知能(AI)関連やスマートフォン向けの販売が好調で、売上高はニデックやTDK、村田製作所など6社が増収を確保した。一方、ロームは主力の半導体が産業機器や自動車向けで落ち込み減収だった。

 純損益はロームが赤字に転落したが、ニデックなど4社が増益を確保し、アルプスアルパインは黒字転換。京セラは減益だった。

 日東電工は、売上高が前期比10・8%増の1兆138億円で、初めて1兆円を超えた。

 アルプスアルパインの純損益は378億円の黒字(前期は298億円の赤字)。ニデック、TDK、村田製作所、日東電工は増益だった。