みずほ銀行が秋田支店(秋田市)の貸金庫サービスを廃止することが14日、分かった。安全性維持のためコストがかかる一方、需要が減少しているためとしている。貸金庫を巡っては昨年以降、三菱UFJ銀行やみずほ銀で行員による窃盗が発覚した。秋田支店では解約の手続きを順次進める。
みずほ銀の広報担当者は、他の店舗での取り扱いについて「現時点で決まっていることはなく、需要を支店ごとに判断していく」としている。1月に全国の支店で貸金庫の新規受け付けを停止していた。
三菱UFJ銀は4月、半沢淳一頭取が管理態勢を強化した上で貸金庫サービスを続ける考えを示している。