13日夜、北京市内に降ったひょう(新華社=共同)

 【北京共同】中国北京市で13日夜、天気が急変してひょうが降り、多数の自動車を直撃するなど大きな被害が出た。金融当局は14日、北京のひょうの被害による保険申請が2万8200件に上り、被害額は1億9300万元(約39億円)と見込まれると明らかにした。中国メディアが報じた。

 13日の昼間は晴れて気温が32度に達する真夏の暑さだったが、夜は大雨や落雷に加え最大直径5センチとされるひょうが降った。交流サイト(SNS)には「異常気象がますます多くなっている」「昼は暑く、夜はひょう。本当に恐ろしい」といったコメントが相次いだ。