
豊橋市の在住外国人は80カ国、2万人を超え、日々多くの外国人市民が来庁します。そこで通訳職員だけでなく、各課の窓口職員が自ら外国人市民の対応ができるよう、関連部署と連携し、このたび「多言語指差しコミュニケーションボード(以下、「ボード」という。)」を作成しました。
また、併せて豊橋市で暮らす上で知って欲しいマナーやルールについてまとめたオリジナルの「外国人市民のための生活マナーマニュアル(以下、「マナーマニュアル」という。)」も作成し、
外国人転入者に対して、市役所市民課での配布とホームページでの掲載を開始しています。
このように、豊橋市では外国人市民にも安心して暮らしていただけるよう、窓口の多言語対応を強化していきます。
通訳職員の知見を活かした外国人市民に分かりやすいボード

外国人市民の方にとって、より分かりやすいボードをつくるため、実際に使用する窓口職員も参加して、2024年6月から話し合いを進めながら、ボードに盛り込む内容やレイアウトを決定しました。また日々、外国人市民の対応をしている通訳職員からもボードの構成や内容、表現について意見をもらうことで、外国人市民の目線が加わり、より分かりやすい内容に仕上がりました。今後も関係する職員でコミュニケーションを重ね、適宜ボードの内容を見直し、さらなる改善を図っていきます。
【導入後の声】
★通訳職員:案内所からの呼び出しの電話が減少した。
★資産税課窓口職員 :必要な証明について質問をする際のコミュニケーションに役立っている。特に、口頭説明では複雑になってしまう証明年度について、ボードによってわかりやすくなっており、対応がしやすくなった。簡単なことであれば、ボードで意思疎通できるようになったため、通訳者の方を呼ぶことが少なくなり、手続きの時間が短縮されたと感じている。
★案内所職員:導入前は通訳を依頼することが多かったが、現在はボードを使用し案内を完結できるこ
とが増えたと感じる。外国人市民の方々へボードをお見せするとみなさんも一生懸命、問合せ内容を探してくれるため、コミュニケーションに役に立っていると感じる。また、口頭での案内に加えボードを使い場所を指し示すことができるので安心感があり便利になったと感じる。
【多言語指差しコミュニケーションボード】詳細
■配置窓口:
・東館及び西館案内所(主な用途:用件の確認、館内の案内)
・資産税課(主な用途:証明書発行に係る事項の聞き取り)
■対応言語:ポルトガル語
タガログ語
英語
ベトナム語
インドネシア語
※全てのボードに日本語又は「やさしい日本語」を併記
日本での生活ルールが分かる「マナーマニュアル」も作成

マナーマニュアルには、日本のマナーやルール、そして豊橋での生活に役立つ情報を掲載しています。
多言語対応のサービスを集めたページや災害時の連絡先、外国人相談窓口の案内など、マナーマニュアルがあることで、豊橋市での生活を安心してスタートできる内容になっています。
こちらは市役所で無料配布しています。また、下記のサイトよりダウンロードも可能です。
【外国人市民のための生活マナーマニュアル】
■配布場所:市民課
■対応言語:やさしい日本語
ポルトガル語
タガログ語
英語
ベトナム語
インドネシア語
■U R L:https://www.city.toyohashi.lg.jp/62192.htm
「やさしい日本語」とは?
「やさしい日本語」は、誰にでも分かりやすいように情報を取捨選択し、言葉や表現を簡単にした日本語のことです。1995 年の阪神・淡路大震災をきっかけに、外国人に素早く的確に災害時の情報を伝えることを目的に考案されました。平時における外国人への有効な情報提供手段としても、行政情報や生活情報、日々のニュースの発信など様々な分野で活用されています。
「やさしい」には、簡単で「易しい」と相手を思いやる「優しい」の2つの意味が込められており、外国人はもちろん、こども、高齢者、障害のある方にも分かりやすいコミュニケーション手段の一つと言われています。
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