岐阜県大垣市の商業施設の駐車場で今年7月、エンジンを切った車内にペットの犬を約4時間放置したなどとして、大垣署が動物愛護法違反(虐待)などの疑いで、飼い主の50代の男性(養老郡養老町)を10日にも書類送検する方針を固めたことが9日、捜査関係者への取材で分かった。ペットを車内に置いたままにする行為は動物虐待に当たるとして、動物愛護団体が注意を呼びかけている。
お得な買い物情報をチェック!「トクデリ」スタート!関係者によると、男性は7月20日、ショッピングモールの駐車場に止めた車の中に犬を置いたままにした疑いが持たれている。男性は施設に入店し、近くを通りかかった人が車内でぐったりしている犬を見つけて通報した。犬は保護され、一命を取り留めた。当日の同市の最高気温は33度まで上がっており、車内はさらに高温だったとみられる。
日本動物愛護協会のホームページでは、犬や猫にも熱中症が起きるとし、夏以外でもエンジンを切った状態で車内に放置する行為は「虐待」に当たるとして注意喚起している。
男性は、自治体に登録していなかった他の犬2匹を含め、3匹の狂犬病の予防接種をしていなかったことも判明。署は狂犬病予防法違反の疑いでも男性を書類送検する方針。