長崎県西海市の米海軍横瀬駐機場に配備されたホーバークラフト型揚陸艇(LCAC)の夜間航行訓練に対し、県平和運動センターなど3団体は15日、駐機場の向かい側にある港で抗議集会を開いた。参加者らは「住民の安全を守れ」と即時中止を訴えた。
市によると米軍側から防衛省九州防衛局を通じて、12〜18日に2、3日程度、訓練を実施するとの通告が3月にあった。
航行訓練を巡っては、市と防衛局の間に、夜間・早朝に実施しないよう、防衛局が米軍と調整するとの協定がある。米軍は2017年から夜間航行訓練を行っており、市が約20回、中止を申し入れてきた経緯がある。