関西経済同友会は15日、大阪市内で開いた通常総会後の理事会で、日本生命保険副会長の三笠裕司氏(61)を新たな代表幹事に選任した。大阪・関西万博で地元経済団体トップとして参加国との交流を深める役割を担う三笠氏は総会後の記者会見で「成長を呼び込む大きな機会だ」と述べた。
総会では万博を契機に、ライフサイエンスやエネルギーといった関西が強みを持つとされる分野を生かした新産業を創出する方針を確認した。三笠氏は同友会で教育問題に取り組んだ経験を踏まえ、人材育成に注力する考えを示した。
代表幹事は2人体制で、大林組副社長の永井靖二氏(66)とペアを組む。