【済州島共同】日本や米国、中国など21の国・地域でつくるアジア太平洋経済協力会議(APEC)の貿易相会合は16日、韓国南部済州島で2日目の協議が行われ、国家間の貿易規則を定める世界貿易機関(WTO)の重要性を確認する共同声明を全会一致で採択し、閉幕した。出席者によると、トランプ米政権の高関税措置に関しても意見が交わされた。
WTOは紛争処理などで機能不全が指摘されている。議長国の韓国政府によると、WTOのオコンジョイウェアラ事務局長は会合で「安定的で予測可能な貿易環境をつくる機関として生まれ変わる」と表明した。