【ワシントン共同】米商務省が16日発表した4月の住宅着工件数(速報、季節調整済み)は年率換算で前月(改定後)より1・6%増の136万1千戸だった。2カ月ぶりのプラスで、136万5千戸程度と見込んだ市場予想をやや下回った。

 主力の一戸建ては2・1%減の92万7千戸。集合住宅は増えた。全体の着工件数の前年同月比は1・7%減だった。

 地域別では、最大市場の南部が前月比10・9%、北東部は12・9%それぞれ増えた。一方、西部は16・1%、中西部は10・8%それぞれ減った。

 着工件数の先行指標となる建設許可件数は4・7%減の141万2千戸と市場予想を下回った。前年同月比では3・2%減だった。