【アンタルヤ共同】欧州連合(EU)加盟国と近隣諸国の連合体「欧州政治共同体(EPC)」の6回目の首脳会合が16日、西バルカンのアルバニアの首都ティラナで開かれた。フランスのマクロン大統領はウクライナでの停戦実現に向け「EUの枠を超えた欧州の結束」が不可欠だと述べ、交渉の鍵を握る米国と欧州が一致して対ロ圧力を強化すべきだと訴えた。

 EUは西バルカン諸国で、ロシアの影響力が強まることを警戒している。EPCのアルバニア開催によりくさびを打ち込み、ロシアの孤立化を図りたい考え。

 EPCはウクライナ侵攻を受け、EU域外も含む欧州各国の連携を強化する枠組みとしてマクロン氏が提唱し発足した。