【サンパウロ共同】ブラジル農業省は16日、南部リオグランデドスル州モンテネグロの養鶏場で鳥インフルエンザを検出したと発表した。ブラジルは世界最大の鶏肉輸出国で日本にも輸出している。地元メディアによると、中国がすでにブラジル産鶏肉の購入を停止。影響拡大が懸念される。
農業省によると、商業用の養鶏場で検出されたのは初めて。これまで野鳥や自給用の家畜からは検出されている。2023年に南東部エスピリトサント州の自給用の家畜から検出された際、日本は同州からの鳥や鶏肉の輸入を一時停止した。
農業省は、今回検出された施設の半径10キロ圏内に緊急事態宣言を出し、感染拡大防止に向けた措置を開始した。