【テヘラン共同】イランのアラグチ外相は16日、同国の核問題を巡る米イラン両政府の協議で、トランプ米大統領が合意に向けた提案をイランに伝達したと述べたことに対し「いかなる提案書も受け取っていない」と反論した。X(旧ツイッター)に投稿した。

 アラグチ氏は「イランが平和利用目的のウラン濃縮の権利を放棄するシナリオはない」とし「われわれの権利を尊重し、制裁を解除すれば、取引は成立する」と主張した。トランプ米政権は、イランのウラン濃縮活動の完全停止を求めている。

 トランプ氏は16日、訪問先のアラブ首長国連邦(UAE)で、イランは「素早く行動しなければならない」と説明した。