廃炉作業中の日本原子力発電敦賀1号機(福井県敦賀市)の廃炉完了時期が、予定していた2040年度から遅れる見込みであることが17日、関係者への取材で分かった。
敦賀1号機は15年に廃炉が決定。17年から3段階で廃炉作業を進めており、現在は第1段階の原子炉本体の解体準備期間に当たる。25年度までに原子炉建屋内の設備の撤去や、プールに保管されている使用済み核燃料を敦賀2号機に搬出する計画となっていたが、工事に支障が生じ、予定内での完了が難しくなった。
近く福井県や敦賀市に報告し、原子力規制委員会に廃止措置計画の変更届を提出する。