ナショナルデーを迎えたカナダの式典=17日午後、大阪市此花区の夢洲

 大阪・関西万博は17日、カナダのナショナルデーを迎えた。万博会場の式典で先住民の歌や踊り、公用語の英語とフランス語によるライブパフォーマンスが披露され、多文化国家の魅力をアピールした。

 カナダ館では今年の西暦にちなみ、2025枚のブルーベリーパンケーキが朝から振る舞われたほか、同国の王立騎馬警察が国旗を掲揚した。同館のローリー・ピーターズ政府代表は「(万博は)世界へのギフトであり、その一員であることを誇りに思う」とあいさつした。

 式典を観覧した京都市のアルバイト田中杏奈さん(30)は「先住民の独特な音楽を聴けた。カナダの彼らへの敬意を感じた」と話した。