MOLDINO
高硬度鋼の小径深穴加工を直彫り化!

株式会社MOLDINO(本社:東京都墨田区 代表取締役社長:金子 善昭 以下MOLDINO)は、高硬度鋼用微細超深穴加工ドリル エポックマイクロステップボーラーHエボリューション「EMSBHE-ATH」を2025年5月20日より発売いたします。


エポックマイクロステップボーラーHエボリューション「EMSBHE-ATH」


■開発にあたって
金型の製造コスト削減の一策として、熱処理後の鋼材(=高硬度鋼)を切削加工する“直彫り”があります。直彫りの中でも小径の深い穴あけは難易度が高く、金型製造の現場では細穴放電で加工するのが一般的です。細穴放電は高アスペクト比の小径穴を加工できる反面、二次放電による加工品質の低下や、パイプ電極の寿命が短く頻繁な交換が必要となるため、常に人が機械についていなければならない等の課題があります。
弊社は高硬度鋼の小径深穴加工の直彫り化を狙い、それまでのドリル設計の常識を覆す独自の切りくず排出機構を持つ「エポックマイクロステップボーラーH EMSBH-ATH」を開発し、拡販を続けてまいりました。実際に採用頂いたユーザーからは、加工品質の向上や省人化を実現できたなど好評を頂いております。一方、小径領域における60HRCクラスの焼入れ鋼での安定性の向上や、金型の各ピン穴加工をカバーする上でのサイズ拡大を望まれる声が寄せられておりました。
そこでこのたび弊社はこれら課題解消のため、従来商品をポリッシュアップした新商品「エポックマイクロステップボーラーHエボリューション EMSBHE-ATH」を開発しました。

■商品の特徴とメリット
- 高硬度鋼の高精度微細深穴加工を実現するマイクロステップ加工専用の設計です。
- 独自の切りくず排出機構と刃形により、L/D=30の小径深穴の加工が可能です。
- 細穴放電に比べ、バリの抑制や穴精度・加工面が改善されます。
- 金型の各種ピン穴あけの切削加工化により、大幅な省人化・無人化が可能です。
- 表面処理の最適化により、60HRCクラスの高硬度鋼加工で安定性が向上します。
- 工具径のラインナップを大幅に拡大しました。ワイヤー放電やリーマに合わせた工具径の選択で後工程の取り代を調整できます。


■推奨できる加工用途
金型の各種ピン穴加工に代表される高硬度鋼の小径高精度深穴加工

■仕様
工具径Φ0.1~Φ2(124アイテム)

■価格
¥6,270~¥11,280(消費税別)


ラインナップ


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■発売日
2025年5月20日

■製品情報
https://www.moldino.com/products/detail/?pid=emsbhe

以上
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