横浜中華街発祥の中華料理店の運営会社「聘珍樓」(横浜市港北区)が21日、東京地裁から破産手続きの開始決定を受けた。帝国データバンクが同日明らかにした。聘珍樓は、同名の別法人から事業を引き継ぎ、東京都内や大阪市、北九州市などで店舗を運営していた。再建を図っていたものの、売り上げが伸び悩み業績が悪化していた。

 帝国データバンクによると、同社の20日付の告示書では、全ての事業を停止するなどとしていた。同社は2016年に設立された。

 横浜中華街には「聘珍樓横濱本店」があったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で客数が減少するなどして、22年に別の運営会社が破産手続き開始決定を受けた。