【エルサレム共同】イスラエル軍は21日、ヨルダン川西岸北部ジェニンを視察していた外交団が不許可地域に立ち入ったため、警告射撃をしたと発表した。けが人はいないという。民放「チャンネル12」によると、日本のほか、欧州連合(EU)、中国、カナダ、インドなどから多数の外交官が参加していた。

 ジェニンのパレスチナ難民キャンプにはイスラム組織ハマスなどの拠点があるとみられる。イスラエル軍はハマスの襲撃を受けた2023年10月以降、パレスチナ自治区ガザで戦闘を続ける一方、ジェニンでも断続的に軍事作戦を実施している。