福岡県警本部

 北九州市の資材置き場で、土木建築会社役員華山龍一さん(87)の遺体が見つかった事件で、福岡県警は22日、司法解剖の結果、死因が頸部圧迫に基づく窒息の疑いと判明したと発表した。県警は、死体遺棄容疑で逮捕した長男の社長龍馬容疑者(46)が、華山さんの死亡に関与した可能性もあるとみて、殺人容疑も視野に捜査している。

 関係者によると、華山さんと龍馬容疑者には会社の資金を巡るトラブルがあった。県警によると、華山さんの行方が分からなくなり、親族が4月18日、小倉北署に行方不明届を提出。遺体は5月20日、シートのような物で包まれた状態で地中から見つかった。