日本製鉄(上)とUSスチールのロゴ(共同)

 【ワシントン共同】ロイター通信は21日、日本製鉄による米鉄鋼大手USスチールの買収計画を再審査した米当局が、トランプ大統領に勧告を出したと報じた。内容は明らかになっていない。トランプ氏は勧告を踏まえ、15日間のうちに買収の是非を判断する見通しだ。

 トランプ氏は4月に署名した大統領覚書で、バイデン前政権が禁止命令を出した日鉄の買収計画を改めて審査し、5月21日までに勧告を出すよう対米外国投資委員会(CFIUS)に求めていた。

 トランプ氏はこれまで日鉄のUSスチール買収に否定的な考えを示しているが、投資は歓迎する構えだ。