外国で有効な運転免許を、試験を経て日本の免許に切り替える「外免切り替え」制度について、警察庁の楠芳伸長官は22日の定例記者会見で「制度により免許を取得した外国人による事故も発生している。改正案を取りまとめ、必要な手続きを進めていく」と述べた。警察庁は既に制度を見直す方針を示している。
外免切り替えを巡っては、試験内容が簡単であるとの指摘や、観光などで滞在する外国人が、一時的な滞在先であるホテルなどを住所として取得できる現状を問題視する意見が国会などで出ていた。警察庁は21日の自民党会合で、住所確認や審査内容を厳格化するとの方針を表明した。