サッカーW杯北中米3カ国大会への出場を決め、記者会見で写真に納まる(左から)山本昌邦ナショナルチームダイレクター、森保一監督、遠藤航主将、宮本恒靖会長=3月、千葉市内

 サッカーの2026年ワールドカップ(W杯)北中米3カ国大会の放送権料が高騰し、テレビ局などとの交渉が難航していることが22日、複数の関係者の話で分かった。視聴環境の変化もあり、国際サッカー連盟(FIFA)は資金力があるインターネット配信事業者との契約を見越しており、有料放送が増える可能性もある。

 米国、カナダ、メキシコで共催の大会は出場チーム数が32から48に増え、計104試合が行われる。FIFAは試合数増を踏まえ、放送権を高額で売りたい意向だ。

 前回の22年カタール大会では、インターネットテレビ「ABEMA」が国内の放送権を取得。全64試合を無料で中継した。