【ヤンゴン共同】国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は24日までに、ミャンマーのイスラム教徒少数民族ロヒンギャの難民を乗せた船2隻が9〜10日にミャンマー沖で転覆するなどし、計427人が死亡した可能性があるとする報告をまとめた。
報告によると、2隻には西部ラカイン州と、隣国バングラデシュ南東部コックスバザールの難民キャンプから逃れた計514人が乗っていた。267人が乗る船は9日に沈没し、247人を乗せたもう1隻は10日に転覆したという。計87人が救出されたが、残る427人は死亡した可能性があり「ロヒンギャ難民が関連する海難事故では今年最悪」だと指摘した。