石破茂首相は25日、京都府舞鶴市の海上自衛隊舞鶴地方総監部を訪れ、若手自衛官らとの車座対話に臨んだ。自衛官の手当新設や増額を柱とする改正防衛省設置法が21日に成立したのを受け「危険を顧みず、職務の完遂に努めるのにふさわしい処遇をしていかなければならない」と訴えた。
海自のヘリコプター搭載型護衛艦「ひゅうが」も視察。隊員への訓示で、中国の海洋進出や北朝鮮の弾道ミサイル発射、ロシアのウクライナ侵攻に触れ「安全保障環境は一層厳しさを増している。わが国の独立と平和を守り抜く」と強調した。
舞鶴市では造船会社の事業所も訪問。米政権の高関税措置による影響や懸念について話を聞く。