さいたま市長選で5選を果たし、万歳する清水勇人氏(中央)ら=25日午後、さいたま市

 任期満了に伴うさいたま市長選は25日投開票の結果、無所属現職清水勇人氏(63)が、無所属の元衆院議員沢田良氏(45)ら新人4人を破り、5選を果たした。指定都市市長会によると、当選5回は全国20の現職政令市長で単独トップ。主な争点となった多選の是非を巡り、批判をかわした形だ。

 投票率は35・76%で、過去最低だった4年前の前回選を7・06ポイント上回った。

 清水氏は教育や子育て施策の推進といった4期16年の実績をアピール。公明党埼玉県本部の支持や、自民、立憲民主両党の市議らの支援を得た他、市内の医師会や連合埼玉の推薦も受け、幅広く支持を集めた。