ニューヨーク証券取引所(AP=共同)

 【ニューヨーク共同】連休明け27日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は5営業日ぶりに反発し、前週末比740・58ドル高の4万2343・65ドルで取引を終えた。米政権の関税措置に伴う貿易摩擦激化への懸念がいったん後退し、全面高の展開となった。

 トランプ米大統領は25日、欧州連合(EU)からの輸入品に対する50%の関税発動を延期すると表明し、投資家心理が改善した。直近の値下がりで割安感の出た銘柄を買い戻す動きも目立った。

 ハイテク株主体のナスダック総合指数は反発し、461・95ポイント高の1万9199・16だった。