【ロンドン共同】ポルトガルで18日投開票が行われた議会(一院制、定数230)総選挙の最終結果が28日判明し、極右的政策を掲げる新興政党「シェーガ」が最大野党となった。モンテネグロ首相の与党社会民主党を中心とした中道右派勢力「民主主義同盟」は最大勢力を維持したが、過半数には届かず、不安定な政局が続きそうだ。
ロイター通信などによると、ポルトガルでは中道右派と中道左派の二大政党による支配が約50年続いていた。2019年設立のシェーガは、ポルトガル語で「もうたくさん」を意味する。既存政党の「腐敗撲滅」を掲げ、政治への不満を背景に支持を拡大。欧州諸国の極右勢力との連携を強めている。