28日午前7時55分ごろ、岐阜県加茂郡八百津町久田見の山中で、多治見市市之倉町、林業の男性(57)が倒れているのを、捜索していた加茂署員が発見した。心肺停止の状態だったといい県警ヘリで搬送されたが死亡が確認された。署が詳しい状況や死因を調べている。

 署によると、男性が倒れていたのは傾斜約70度という急斜面の30~40メートル下の谷底で、何らかの原因で転落したとみられる。

 男性は27日午前7時ごろ、サカキを採るため山に入り、一緒だった男性2人は同9時ごろ先に下山した。その後、妻が携帯電話に連絡してもつながらなかったため、28日午前6時に「サカキを採りに行った夫が帰っていない」と署に届け出ていた。

 発見された場所は、同町久田見の久田見小学校から北西に約1・5キロの山中。