山県市役所

 岐阜県山県市は2日、廃棄のためトラックで運んでいた行政文書の一部が風で飛ばされた、と発表した。正確な紛失枚数が分からず、個人情報の入った書類が含まれていた可能性もあるという。

 市によると、運んでいたのは保存期間が過ぎた2014年度の収入・支出伝票。プラスチック製コンテナと段ボール箱の計27箱に入れてトラックの荷台に載せ、5月29日に市役所から市クリーンセンターへ運んでいた。途中、段ボール箱のふたが開いているのに乗っていた職員が気付き、閉めたという。文書を運んだ後、念のため同日夕に走行経路上を確認したところ、道路脇の歩道に書類が落ちているのが見つかった。

 飛散した書類は「多くても10枚程度」としている。市は今後、運搬にほろ付きの車両を使ったり、飛散監視のために2台態勢にしたりして再発防止に努める。