柔道の世界選手権への出発前にポーズをとる男子の永瀬貴規(右)と石原樹=11日、羽田空港

 柔道の世界選手権(13日開幕・ブダペスト)男子81キロ級代表の永瀬貴規(旭化成)が11日、出発前に羽田空港で取材に応じ「ここまで問題なく調整できている。期待に応えられるように」と10年ぶり2度目の優勝へ抱負を述べた。

 永瀬は2連覇を遂げた昨夏のパリ五輪後初の試合となった4月の国内大会は初戦敗退し、5月の国際大会は2位。最近は実戦を意識し「自分の武器をもう一度おさらいしてつくり上げてきた」と組み手と足技を鍛えた。

 今大会は「今年で一番大事」と位置づける。31歳のベテランは「気を抜くことなく当日まで準備していけたら。しっかり自分の力を出し切れればいい」と語った。