国土交通省と中日本高速道路は５日、東海環状自動車道西回りルートの本巣インターチェンジ（ＩＣ、本巣市上保）―大野神戸ＩＣ（揖斐郡大野町下磯）間が８月３０日に開通すると発表した。同区間の本巣パーキングエリア（本巣市早野）も同時に開業する。

　国交省岐阜国道事務所などによると、開通するのは本巣ＩＣ―大野神戸ＩＣ間の延長６・８キロで、暫定２車線。延長約１５３キロの東海環状自動車道のうち、約９割が開通することになる。

　開通によって名神高速道路とつながり、交通の分散や事故時の迂回（うかい）誘導が可能になるほか、関西、北陸方面へのアクセスが向上し企業誘致が進む好影響が期待される。

　西回りルートは関広見ＩＣから三重県の新四日市ジャンクションまでの延長約７７キロで、今回の開通で未開通区間は約１８キロ（うち岐阜県内約９キロ）となる。未開通区間の養老ＩＣ以南の県内区間は開通時期が示されていない。（小森直人）