日本ラグビー協会の岩渕健輔専務理事は11日、副会長を務める統括団体アジアラグビー(AR)から受けた職務停止処分が解除されたことを明らかにした。問題を調査したワールドラグビー(WR)から通達があり、東京都内で同日に開かれた日本協会理事会で報告された。

 ARは2月、岩渕氏が行動規範に抵触した可能性があるとして処分を公表したが、日本協会は不当としてWRに調査を要請していた。WRはARの運営に懸念を示し、監視委員会を設置するという。

 理事会では2024年度決算も承認し、収入は過去最高の80億7千万円で1700万円の黒字となった。