【ニューヨーク共同】11日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は小幅に反落し、前日比1・10ドル安の4万2865・77ドルで取引を終えた。朝方発表された米経済指標を受けてインフレに対する過度な警戒感が後退する一方、利益確定などの売り注文が出た。
米労働省が発表した5月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比で2・4%上昇と、2・5%程度の上昇を見込んだ市場予想を下回った。インフレ懸念が和らいだことでダウ平均は上昇する場面もあったが、その後売りが優勢となった。
ハイテク株主体のナスダック総合指数は4営業日ぶりに反落し、99・11ポイント安の1万9615・88。