【ローマ共同】パレスチナ自治区ガザの自宅でイスラエル軍の攻撃を受け、10人きょうだいで唯一生存した男児(11)が11日、イタリア北部ミラノに到着した。重傷を負っており、病院で治療を受ける。ANSA通信などが報じた。
男児と母親を含むガザ住民らが搭乗した航空機は11日夜、ミラノの空港に着陸した。イタリアのタヤーニ外相らも出迎えに訪れた。
報道によると、男児ら一家は5月23日、ガザ南部ハンユニスの自宅にいたところ、イスラエル軍の攻撃を受けた。生後7カ月〜12歳のきょうだい9人が死亡し、男児と父親が重傷を負った。父親は病院で治療を受けていたが、その後死亡した。