自民党から非公認となった候補者(手前)の街頭演説を聞く人たち=14日午後、東京都内(画像の一部を加工しています)

 東京都議選は14日、告示後初の週末を迎えた。裏金問題を抱える自民党都議や無所属での出馬を余儀なくされた候補は街頭演説であえて話題にせず、争点化を避けるような姿勢を見せた。立憲民主党などは追及を続け「鉄ついを下す」と気炎を上げた。

 「無所属で立候補している。初めての経験です」。政治資金収支報告書に政治資金パーティー券の収入を記載しなかった都議は公認を得られなかった経緯には触れず「頑張ります」などと繰り返した。

 告示日の13日には、都連会長の井上信治元万博相が「個人として」応援に駆けつけた。立民の野田佳彦代表は14日、衆院選で自民が裏金議員に2千万円を支給した問題と通じると批判した。