フランスのサルコジ元大統領(ゲッティ=共同)

 フランスメディアは15日、汚職事件で有罪が確定したサルコジ元大統領(70)が、同国最高の勲章レジオン・ドヌール勲章を剥奪されたと報じた。

 サルコジ氏は2012年の大統領退任後、司法の秘密情報を得るため検察官に人事の便宜を持ちかけたとする贈賄罪などで、昨年12月に有罪が確定した。

 フランスメディアによると、国家元首経験者で最高勲章を剥奪されたのは、第2次大戦中、ビシー政権(対ナチス・ドイツ協力政権)を率いたペタン元将軍に続き2人目。(共同)