記者会見に臨むイランのアラグチ外相=4月、モスクワ(ロイター=共同)

 【テヘラン共同】イランのアラグチ外相は15日、米国との核協議での合意を阻止するためイスラエルがイランを先制攻撃したと主張して非難した。米国が攻撃を支援しているとし「責任を負うべきだ」と訴えた。各国大使との会合での発言としてイラン外務省が発表した。米イラン両国の高官は15日にオマーンで核協議を行う予定だった。

 アラグチ氏は、15日の協議で合意に向けたイラン側の提案を示すつもりだったと述べた。イスラエルへの攻撃は「自衛」だとし、イスラエルの攻撃が止まればイランも反撃をやめると強調した。

 イラン警察当局は15日、爆弾製造に関わったなどとして、モサドのメンバー2人を拘束したと発表した。