福岡地裁

 新型コロナウイルス対策の国の雇用調整助成金(雇調金)計約4500万円を不正受給したとして、詐欺罪に問われた福岡県久留米市の結婚式場運営会社「アルカディア」の社長だった大串淳被告(54)ら4人の初公判が16日、福岡地裁(岡本康博裁判官)で開かれた。この日は約2200万円分の詐欺罪に関して審理され、4人は起訴内容を認めた。

 起訴状によると、4人は2022年11〜12月、従業員延べ86人の休業日数を水増しして申請し、同年11月と23年2月、厚生労働省福岡労働局の担当者をだまし、計約4500万円を支給させたとしている。