自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件で、東京第3検察審査会は16日までに、東京地検特捜部が政治資金規正法違反容疑で不起訴とした関芳弘衆院議員(兵庫3区)と、関連政治団体の会計責任者ら2人について、覆すに足りる理由がないとして「不起訴相当」と議決した。11日付。

 事件では、神戸学院大の上脇博之教授が、旧安倍派から裏金736万円を受領したにもかかわらず、関連政治団体の政治資金収支報告書(2019〜22年分)に必要な記載をしなかったなどとして、関氏らを告発。特捜部は24年12月、関氏を起訴猶予とするなどした。