試合後、取材に応じるドジャース・大谷=ロサンゼルス(共同)
 2季ぶりに投打「二刀流」が復活した米大リーグ、ドジャースの大谷翔平=16日、ロサンゼルス(共同)

 【ロサンゼルス共同】米大リーグ、ドジャースの大谷翔平(30)が16日、本拠地ロサンゼルスでのパドレス戦に「1番・投手兼指名打者」で出場し、2季ぶりに投打「二刀流」が復活した。球数制限などで1回1失点で降板したが、打者5人に28球を投げて最速約161キロを記録した。三回の第2打席では適時二塁打を放った。

 2023年9月に2度目の右肘靱帯再建手術を受けた大谷の登板は、エンゼルス所属だった同年8月23日以来約1年10カ月ぶり。昨季移籍したドジャースでは初登板となった。

 右肘手術から投手復帰に向けて慎重に調整を進めていた大谷は、5月25日に打者相手に初めて投球。これまで実戦形式の練習に3度登板し、7月15日のオールスター戦後の復帰が見込まれていた。しかし、チームの投手に負傷者が相次ぎ、復帰が大幅に前倒しされた。

 大谷は23年までに投手でメジャー通算38勝をマーク。指名打者に専念した昨季は、メジャー史上初の「50本塁打、50盗塁」を達成して3度目の最優秀選手(MVP)に輝き、今季も打者として出場していた。