合宿地の堺市で稽古を見守る伊勢ケ浜親方(右)

 大相撲の元横綱照ノ富士が新たに師匠となった伊勢ケ浜部屋の稽古が18日、合宿地の堺市で公開された。今年初場所途中で引退して部屋付き親方となり、今月9日付で継承した伊勢ケ浜親方は真剣なまなざしで身ぶり手ぶりを交えて指導。「これだけの部屋を継いだ。これ以上に発展させていかないといけない」と意気込んだ。

 幕内優勝経験がある尊富士、21歳の伯桜鵬、22歳の熱海富士ら7人の関取が所属する。この日は約4時間の稽古でみっちり鍛え、伊勢ケ浜親方は「この部屋で強くなったし、何をやったら強くなるか分かっている。それを守ってやっていきたい」と語った。