JR西日本の新社長に就任した倉坂昇治氏(63)は18日、大阪市で記者会見した。前社長ら幹部が会議で激しく叱責した問題に関し、ハラスメントを起こさずに「真剣な議論が互いにできる環境づくりが重要だ」と強調した。大阪・関西万博については「大規模な国際イベントの縁の下の力持ちとなって支えたい」と話した。
問題となったのは2023年1月に大雪で多くの列車が立ち往生した事案を受けた対策会議で、倉坂氏は出席していなかった。24年1月の内部通報を受けて弁護士に調査を委託するなど調整に携わった。役員間では率直に意見を言えるチームづくりについて議論したという。