【サンパウロ共同】1908年に日本からの最初の移民を乗せた笠戸丸がブラジルのサントス港に到着したことから「日本移民の日」とされる18日、ブラジルの最大都市サンパウロにある開拓先没者慰霊碑前で法要が営まれた。
法要には日系人団体の関係者ら約60人が集まり、開拓物故者らを追悼した。5日には秋篠宮家の次女佳子さまも慰霊碑に供花し、拝礼された。
参列した清水享駐サンパウロ総領事は「慰霊碑には志半ばで倒れた人々がまつられている。皇族や日本の要人の方々が、サンパウロでの最初の行事として参拝することの意味は深く、尊いものがある」とあいさつした。