2024年に発生した山岳遭難は2946件(前年比180件減)、遭難者は3357人(211人減)で、いずれも統計の残る1961年以降で3番目に多かったことが19日、警察庁のまとめで分かった。死者・行方不明者は300人(35人減)だった。このうち訪日外国人の遭難は99件、遭難者は135人で、いずれも統計を始めた18年以降2番目に多かった。警察庁は、無理のない登山計画や登山届の提出などを呼びかけている。
目的別では、登山が約8割と最多で、近年増加傾向にある。状況別では、道迷いが約3割、転倒が2割、滑落が2割弱だった。富士山での遭難者数は83人、高尾山は131人。