「キウイの長男」と呼ばれる扁平果の販売コーナー。通常のキウイに比べて甘みを感じやすいという=岐阜県関市倉知、イオン関店

 JAめぐみの(岐阜県関市)は、関市洞戸地域特産のキウイフルーツ「ほらどキウイ」の販路を広げようと、規格外品の「扁平果(へんぺいか)」の販売に乗り出した。扁平果は木の幹に一番近い部分に実を付けるため、甘みや栄養を含みやすいといわれ、「キウイの長男」と呼ばれる。農家の間では甘さが評判になっていたが、横に膨らんだ形が規格外品として扱われ、これまで市場に出回ることがなかった。JA担当者は「まずは扁平果の存在を知ってほしい」とPRする。

スマホ見せてグルメ・買い物お得に 岐阜新聞デジタルクーポン

 扁平果は、糖度が高いといわれる果肉の芯の白い部分を多く含むのが特徴。収穫量は少なく、ほらどキウイ全体の生産量の1%にも満たないという。大半は農家が自家消費していた。

 扁平果の存在を知ったJA担当者が、多くの人においしさを知ってもらおうと、昨シーズンから農家に出荷への協力を依頼。今シーズンは約1トンを集め、本格的な販売にこぎ着けた。19日から県内のイオン5店舗の店頭に並べている。

 1玉当たりの価格は、通常サイズの1.5~3倍に設定。売り場では、4玉入りを950円、希少な大玉2玉入りを1058円で販売する。いずれも数量限定で、県内のほか、愛知、三重、静岡の一部のイオンでも取り扱う。

 JA担当者は「規格外品を販売することで、少しでも農家の収入増加につながれば」と期待を語った。