宇都宮市と栃木県芳賀町を結ぶ次世代型路面電車(LRT)を運行する第三セクター「宇都宮ライトレール」は23日、運転士を自社で育成する方針を明らかにした。これまでは協力を受ける同業他社の設備で研修を行っていたが、期間短縮と効率化を図る。2025年度内に開始する。
今井宏行経営企画部長は宇都宮市議会の協議会で「免許取得は従来1年以上かかっていたが、半年前後になる」と語った。既に1人の自社育成を決めており、今後は年度当たり6人を育てる。
同社は旅行業への参入方針も示した。LRT乗車ツアーを企画して集客を図り、新たな収益源に育てる考え。